中学受験について書こうと思ったとき、最初に迷ったのは「どこに書くか」でした。
X(旧Twitter)のように気軽に発信できる場所もあります。
noteのように想いをまとめられる場所もあります。
それでも私は、ブログを選びました。
中学受験を「流れていく言葉」にしたくなかったからです。
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おっとりマイペースな息子と、中学受験という挑戦
わが家の息子は、おっとりタイプ。
マイペースで、人と競うよりも自分のペースを守る子です。
それでも今、早稲田アカデミーに通いながら中学受験に挑戦しています。
塾のクラス分け。
模試の結果。
周囲のスピード感。
正直、親のほうが焦ることもあります。
「もっとやらせたほうがいいのかな」
「このままで間に合うのかな」
そんな不安が頭をよぎる日も少なくありません。
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忘れられない、息子の一言
ある日、模試の結果が思うようにいかなかったことがありました。
私はつい、
「もっと早く解けるようにしないとね」
「次は頑張ろうね」
と、少し強い口調で言ってしまいました。
そのとき、息子がぽつりと言ったのです。
「ぼく、ゆっくりだけど、ちゃんと考えてるよ。」
その一言に、胸がぎゅっとなりました。
私はいつの間にか、“早さ”ばかりを見ていた。
でもこの子は、自分なりに一生懸命考えていた。
中学受験はスピード勝負の世界に見えるけれど、
この子の良さは、丁寧さと粘り強さ。
私はそのことを、忘れかけていました。
だからこそ、この過程をきちんと残したいと思ったのです。
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Xでは足りなかった理由
Xは手軽で、反応も早い。
けれど、言葉はすぐに流れていきます。
あの日の息子の一言も、
私の反省も、
数時間後には見えなくなってしまう。
中学受験は一瞬の出来事ではありません。
長い時間の中で、
親も子も少しずつ変わっていくもの。
だから私は、「点」ではなく「線」で残せる場所がほしかった。
ブログなら、
迷いも、後悔も、気づきも、
すべてがつながっていきます。
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私が書きたいのは「正解」ではなく「過程」
中学受験には正解が溢れています。
効率の良い勉強法。
偏差値の上げ方。
おすすめの問題集。
でも、私はそこだけを書きたいわけではありません。
おっとりマイペースな子が、
周囲のスピードに戸惑いながらも前に進む姿。
そして、焦りながらも学んでいく母の姿。
「ゆっくりだけど、ちゃんと考えてるよ。」
この言葉を忘れないために、
私は書き続けたいと思っています。
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母でありながら、ひとりの人として
専業主婦として過ごす日々の中で、
自分の存在が薄く感じる瞬間があります。
でもブログを書くとき、私は「発信する人」になります。
母でありながら、
ひとりの人間として、言葉を残す。
中学受験は、息子の挑戦であると同時に、
私自身の挑戦でもあります。
焦らず、比べすぎず、
この子のペースを信じる。
その記録を、ここに積み重ねていきたい。
それが、私がブログを選んだ理由です。
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