教育と暮らし、これから ~ 中学受験 ~

夫・子(7歳)の3人家族。
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ダンボールいっぱいの教科書と、10万円の覚悟

ダンボールいっぱいの教科書と、10万円の覚悟

中学受験をすると決め、
早稲田アカデミー への入塾を申し込みました。

塾を決めたときは、「これで進むんだ」という気持ちと、「本当に大丈夫かな」という不安が入り混じっていました。

でも、申し込みを終えた瞬間から、すべてが一気に現実味を帯びてきました。

最初の支払いは、コンビニでした

初回の支払いはコンビニ払いでした。

振込用紙を持ってレジに並ぶ私。
前の人は公共料金やちょっとした買い物。

そして私の番。

授業料と教材費を合わせて、およそ10万円。

金額を読み上げられた瞬間、胸が少しだけぎゅっとしました。

分かっていたはずの金額なのに、
声に出されると重みが違います。

一度に10万円。

スーパーで数十円を気にしている私にとっては、簡単に出せる額ではありません。

お財布からお金を出しながら、頭の中では計算が始まりました。

・これから年間いくらかかるんだろう
・季節講習は?
・模試代は?

正直、不安はありました。

でも同時に、思ったのです。

「ここから始まるんだ」

お金を払うという行為は、覚悟を形にすることなのかもしれません。

払ったからには、やる。

中途半端にはしない。

そう心の中で、静かに決めました。

数日後、届いた大きなダンボール

支払いから数日後、自宅に大きなダンボールが届きました。

想像以上の大きさに、思わず声が出ました。

「え?こんなに?」

箱を開けると、ぎっしりと詰まったテキスト。

算数、国語、理科、社会。
問題集に解答集、補助教材。

教科ごとに色分けされていて、さらに動物のイラストで分かれています。

見た目はとてもかわいくて、どこか安心するデザイン。

「ちゃんと子ども向けなんだな」と思いました。

でも、ページをめくった瞬間、その印象は変わりました。

中身は、まったくかわいくない。

細かい文字。
びっしり並んだ問題。
本気の解説。

「あ、これは遊びじゃない」

そう感じました。

かわいい表紙と、かわいくない中身。

そのギャップが、これから始まる世界を象徴しているようでした。

子どもの表情

リビングに教科書を並べると、わが子は少し驚いた顔をしていました。

「すごい量だね」

そう言いながらも、算数のテキストを手に取り、ぱらぱらとめくっています。

その表情は、思っていたより落ち着いていました。

少し安心したような、
少し誇らしげな顔。

まだ受験の厳しさは分かっていないかもしれない。

でも、「何か大きなことが始まる」という空気は感じ取っているようでした。

その姿を見て、私は思いました。

この挑戦は、私だけの覚悟ではない。
この子も、ちゃんと一歩を踏み出している。

10万円の意味

10万円は、決して軽い金額ではありません。

でも、あの日支払ったお金は、単なる出費ではありませんでした。

それは、

「本気でやる」という宣言。

そして、

「逃げない」という約束。

ダンボールいっぱいの教科書と、コンビニのレジでの緊張。

あの日が、わが家の本当のスタートラインだったのかもしれません。

不安もある。
迷いもある。

それでも、やると決めた。

あの10万円は、わが家の覚悟の証です。

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